ロリポップ!とさくらのレンタルサーバは、どちらも長い運営実績があり、個人ブログから企業サイトまで利用できるレンタルサーバーです。WordPressの簡単インストールや無料SSLなど、Webサイト運営に必要な機能も用意されています。
名前をよく見かけるサービスだけに、「料金が安いのはどっち?」「WordPressの表示速度に違いはある?」「初心者にはどちらが使いやすい?」と迷いますよね。
ここでは、ロリポップ!のハイスピードプランと、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランを中心に比較します。料金、速度、容量、バックアップ、サポートの違いを見ながら、自分に合うサーバーを選んでいきましょう。
ロリポップとさくらのレンタルサーバの違いは?比較表で確認
ロリポップ!とさくらのレンタルサーバには、主に次のような違いがあります。
- ロリポップ!は容量やデータベース数が多い
- さくらのレンタルサーバは長期契約の料金が安い
- ロリポップ!は条件を満たすと独自ドメインが無料になる
- さくらのレンタルサーバはバックアップとステージング機能が充実している
- WordPressの高速化機能は両社で仕組みが異なる
ロリポップとさくらのレンタルサーバの主な違い
結論からいうと、WordPressの速度や容量、無料ドメインを重視する人はロリポップ!、サーバー料金やバックアップ機能を重視する人はさくらのレンタルサーバが選びやすいです。
ロリポップ!のハイスピードプランは、LiteSpeed、700GBのSSD、無制限のMySQL、最大2個の独自ドメイン無料特典などが特徴です。
一方、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランは、36カ月契約で月額換算500円と安く、バックアップ&ステージングや月100GBまで無料のCDN機能を利用できます。
ロリポップとさくらのレンタルサーバの比較表
| 比較項目 | ロリポップ!ハイスピード | さくらのレンタルサーバ スタンダード |
|---|---|---|
| 36カ月契約の月額換算 | 660円 | 500円 |
| 12カ月契約の月額換算 | 1,045円 | 550円 |
| 毎月払い | 1,430円 | 660円 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 無料お試し期間 | 10日間 | 14日間 |
| SSD容量 | 700GB | 300GB |
| MySQL | 無制限 | 50個 |
| WordPress | 簡単インストール対応 | クイックインストール対応 |
| 高速化機能 | LiteSpeed・LiteSpeed Cache | コンテンツブースト |
| バックアップ | 自動バックアップ無料 | バックアップ&ステージング |
| 独自ドメイン無料特典 | 条件を満たすと最大2個 | サーバー契約とは別に取得 |
| 無料SSL | 対応 | 対応 |
| サポート | メール・チャット・電話 | メール・チャット・コールバック |
料金や機能は2026年7月2日時点の公式ページをもとにしています。ロリポップ!は契約期間による料金差が大きく、ハイスピードプランを36カ月で契約した場合に月額換算660円になります。さくらのスタンダードは36カ月契約で月額換算500円、毎月払いでも660円です。
料金の違い
サーバー料金だけを比べると、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランが安くなります。
36カ月契約では、ロリポップ!ハイスピードが月額換算660円、さくらのスタンダードが月額換算500円です。36カ月分の合計は、ロリポップ!が23,760円、さくらが18,000円となり、さくらの方が5,760円安くなります。
12カ月契約では差がさらに大きく、ロリポップ!ハイスピードが月額換算1,045円、さくらのスタンダードが月額換算550円です。
ただし、ロリポップ!ハイスピードには、条件を満たすと対象の独自ドメインを最大2個まで無料で利用できる特典があります。ドメインの取得費用や更新費用まで含めると、サーバー料金だけを比べた場合ほど差が広がらないこともあります。
最安料金でWordPressを始めるならどっち?
WordPressをできるだけ安く始めるなら、ロリポップ!のライトプランも候補になります。
ロリポップ!ライトは36カ月契約で月額換算330円、SSD容量350GB、MySQL50個で、WordPressの簡単インストールに対応しています。さくらのレンタルサーバはライトプランでWordPressを利用できないため、スタンダードプランの月額換算500円がWordPress対応の最安料金です。
| 最安WordPressプラン | ロリポップ!ライト | さくら スタンダード |
| 36カ月契約の月額換算 | 330円 | 500円 |
| SSD容量 | 350GB | 300GB |
| MySQL | 50個 | 50個 |
| 自動バックアップ | 標準では付かない | バックアップ機能あり |
| 電話サポート | なし | コールバック対応 |
| 無料お試し | 10日間 | 14日間 |
単純な月額料金ならロリポップ!ライトが安い一方で、自動バックアップや電話サポートも含めて選びたい場合は、さくらのスタンダードが比較対象になります。
ロリポップ!では、ライトやスタンダードで7世代バックアップを利用する場合、月額440円の有料オプションが必要です。ハイスピード以上では、自動バックアップと復元データの提供が無料です。
WordPressの速度を比較
WordPressの表示速度を重視する場合は、ロリポップ!ハイスピードが選びやすいです。
ハイスピードプランでは、WebサーバーにNginxとLiteSpeedを採用し、WordPress向けのLiteSpeed Cacheも利用できます。ロリポップ!公式サイトでは、同価格帯の他社サーバーに同じWordPressサイトを設置して計測した結果として、WordPress表示速度No.1と案内しています。計測期間は2025年1月8日から3月31日です。
ただし、公式サイトの速度表示は指定された環境での比較結果です。実際の速度は、WordPressテーマ、プラグイン、画像容量、アクセス数、キャッシュ設定などでも変わります。
さくらのレンタルサーバでは、コンテンツブーストと呼ばれるCDN機能を利用できます。スタンダードプランは月100GBまで無料で、WordPressなどの動的コンテンツをキャッシュし、表示の高速化やアクセス集中時の安定化を図れます。
高速化の仕組みは、次のように異なります。
| 重視すること | 選びやすいサーバー |
| LiteSpeed環境でWordPressを動かしたい | ロリポップ! |
| WordPress高速化プラグインを使いたい | ロリポップ! |
| CDNを簡単に導入したい | さくらのレンタルサーバ |
| 月100GBまでCDNを無料で使いたい | さくらのレンタルサーバ |
| 実際の使い心地を長く試したい | さくらのレンタルサーバ |
WordPressの始めやすさの違い
WordPressのインストールは、どちらも管理画面から行えます。
ロリポップ!では、WordPressを短時間でインストールでき、人気テーマのセットアップにも対応しています。料金比較表にはWordPress簡単インストールと、他社から移転するためのWordPress簡単引っ越しが掲載されています。
さくらのレンタルサーバでは、クイックインストール時にデータベースを自動設定できます。設置したWordPressはコントロールパネルに一覧表示され、管理画面へのログイン、キャッシュ設定、設定ファイルの確認、WordPress本体とデータベースの削除などを一つの画面から操作できます。
初めてWordPressを使う場合も、インストール機能だけで大きな差はありません。
独自ドメインの取得までまとめたい人はロリポップ!、バックアップやテスト環境まで標準機能で用意したい人はさくらのレンタルサーバが合いやすいです。
容量とデータベース数の違い
容量や複数サイトの運営では、ロリポップ!ハイスピードが有利です。
ロリポップ!ハイスピードはSSD容量700GB、独自ドメインとMySQLを無制限で設定できます。ファイル容量として使える上限は650GBです。
さくらのスタンダードはSSD容量300GB、MySQLは50個で、最大200サイトを運営できます。
| 利用目的 | 選びやすいサーバー |
| 1つの個人ブログを運営する | どちらでも対応しやすい |
| 画像や動画を多く保存する | ロリポップ! |
| WordPressサイトを多数運営する | ロリポップ! |
| 数サイトを低コストで運営する | さくらのレンタルサーバ |
| 将来サイト数が大きく増える予定 | ロリポップ! |
一般的なブログを1~2サイト運営するだけなら、さくらの300GBやMySQL50個でも余裕を持ちやすいです。多数のサイトを作る場合や、大量の画像を保存する場合は、ロリポップ!の容量と設置数が使いやすくなります。
バックアップ機能の違い
バックアップとテスト環境を重視する場合は、さくらのレンタルサーバが便利です。
さくらのスタンダードでは、Webファイルとデータベースをスナップショットとして保存できます。スケジュールを設定した自動バックアップにも対応し、保存したデータを使って本番サイトとは別のステージング環境を作成できます。WordPressの更新やテーマ編集を公開前に試したい場合に役立ちます。
ロリポップ!ハイスピードにも無料の自動バックアップがあります。復元データの提供も無料です。ただし、過去7回分のデータを自分でダウンロードできる7世代バックアップは、月額440円のオプションとして案内されています。
両社ともバックアップ機能を利用できますが、ステージング環境まで使いたい人は、さくらのレンタルサーバが選びやすいです。
独自ドメインの違い
独自ドメインの費用を抑えたい場合は、ロリポップ!ハイスピードにメリットがあります。
「ドメインずっと無料」は、ハイスピードまたはエンタープライズを12カ月以上契約し、12カ月以上の自動更新を設定するなどの条件を満たした場合に利用できます。対象ドメインは最大2個ですが、2個目に選べる種類は限定されています。
新規契約時に条件を満たす必要があり、契約後にプラン変更しただけでは適用されない場合があります。自動更新を解除するなど継続条件を満たさなくなると、次回更新時からドメイン料金が発生します。
さくらのレンタルサーバでは、独自ドメインをサーバーと同時に申し込むことができますが、サーバープランの標準特典として無料になる案内はありません。サーバー料金とは別に、取得するドメインの料金を見ておく必要があります。
サポートの違い
ロリポップ!ハイスピードでは、メール、チャット、電話によるサポートを利用できます。公式料金表では、ハイスピードのメールサポートは24時間以内の返信と案内されています。
さくらのスタンダードでは、チャット、メール、電話のコールバック予約に対応しています。問い合わせは24時間365日受け付けており、サーバー自体も24時間365日の有人監視体制です。
その場で電話をかけて相談したい人はロリポップ!、予約した時間に電話を受けたい人はさくらのコールバックが使いやすいでしょう。
セキュリティ機能の違い
ロリポップ!とさくらのレンタルサーバは、どちらも無料SSLやWAFに対応しています。
ロリポップ!では、無料SSL、WAF、アップロードファイルのウイルスチェック、海外アタックガード、Web改ざん通知などを利用できます。
さくらのレンタルサーバでも、Let’s Encryptによる無料SSL、WAF、バックアップ、24時間365日の監視体制などが用意されています。
一般的なWordPressブログや企業サイトに必要な基本機能は、どちらにもそろっています。
ロリポップとさくらのレンタルサーバはどっちがおすすめ?
どちらか一方がすべての人に向いているわけではありません。
料金だけでなく、サイト数、保存容量、独自ドメイン、バックアップ、表示速度のうち、どれを優先するかで選ぶサービスが変わります。
ロリポップ!が向いている人
ロリポップ!は、次のような人に向いています。
- WordPressの表示速度を重視する人
- LiteSpeedやLiteSpeed Cacheを使いたい人
- 画像の多いサイトを運営する人
- 複数のWordPressサイトを運営する人
- 独自ドメインの取得・更新費用を抑えたい人
- サーバーとドメインをまとめて契約したい人
- 電話、メール、チャットで相談したい人
特に、長期的に複数サイトを運営する予定がある場合は、700GBのSSD、無制限のMySQLと独自ドメインが役立ちます。
さくらのレンタルサーバが向いている人
さくらのレンタルサーバは、次のような人に向いています。
- サーバー料金を抑えたい人
- 1~数サイトを運営する人
- バックアップ機能を重視する人
- ステージング環境を利用したい人
- CDNを簡単に導入したい人
- 14日間試してから契約したい人
- コールバック形式の電話サポートを利用したい人
WordPressサイトを更新する前に、別環境でテーマやプラグインの動作を試したい人には、バックアップ&ステージングが便利です。
料金を重視するならどっち?
サーバー料金だけを抑えるなら、選択肢は二つあります。
| 条件 | おすすめ |
| 最安料金でWordPressを始めたい | ロリポップ!ライト |
| バックアップ込みで安く使いたい | さくら スタンダード |
| 独自ドメイン代も抑えたい | ロリポップ!ハイスピード |
| 12カ月契約で料金を抑えたい | さくら スタンダード |
| 毎月払いで始めたい | さくら スタンダード |
ロリポップ!ライトは月額換算330円から利用できますが、自動バックアップや電話サポートは標準では付きません。
さくらのスタンダードは月額換算500円からで、バックアップ&ステージングやコールバックサポートを利用できます。料金と機能をまとめて比べると、さくらのコストパフォーマンスが高く見える人も多いでしょう。
WordPressの速度を重視するならどっち?
WordPressの速度を優先するなら、ロリポップ!ハイスピードが第一候補です。
LiteSpeed、LiteSpeed Cache、ロリポップ!アクセラレータなど、WordPress向けの高速化機能がそろっています。容量やデータベース数にも余裕があります。
さくらのレンタルサーバでも、コンテンツブーストを使えばWordPressのキャッシュ配信が可能です。アクセスが集中した際の安定性を高めたい場合は、月100GBの無料枠を活用できます。
実際の表示速度はサイト構成によって変わるため、無料お試し期間中に同じテーマや画像を入れて確認すると判断しやすくなります。
初めてWordPressを使うならどっち?
初めてWordPressを使う場合は、何を一緒に設定したいかで選ぶと決めやすくなります。
独自ドメインの取得からWordPressの開設までまとめたい人は、ロリポップ!ハイスピードが向いています。
バックアップやステージング環境を最初から使いたい人は、さくらのスタンダードが向いています。
WordPressのインストール自体は両社とも管理画面から行えるため、「初心者だから片方しか使えない」というほど大きな差はありません。
複数サイトを運営するならどっち?
多数のサイトを運営するなら、ロリポップ!ハイスピードが使いやすいです。
ロリポップ!ハイスピードは独自ドメインとMySQLが無制限です。さくらのスタンダードも最大200サイト、MySQL50個に対応しているため、小規模な複数サイト運営には十分な範囲があります。
数サイトであれば、料金の安いさくらでも対応できます。50サイトを超えるWordPress運営や、容量の大きいサイトを複数作る場合は、ロリポップ!の余裕が役立ちます。
ロリポップとさくらは乗り換えできる?
ロリポップ!にはWordPress簡単引っ越し機能があり、他社サーバーで運営中のWordPressを移転できます。
さくらのレンタルサーバも他社からのWordPress移転に対応しています。公式サイトでは、お試し期間を使ってサーバー要件やサイトの動作を確認する方法が案内されています。
乗り換え時は、移転元のサーバーをすぐに解約せず、新しいサーバーで表示やメールの動作を確認してから切り替えると、サイトが表示されない期間を減らせます。
迷った時の選び方
| 重視すること | おすすめ |
| WordPressの高速化 | ロリポップ!ハイスピード |
| 最安料金 | ロリポップ!ライト |
| 12カ月契約の安さ | さくら スタンダード |
| 大容量 | ロリポップ!ハイスピード |
| 複数サイト | ロリポップ!ハイスピード |
| 無料ドメイン | ロリポップ!ハイスピード |
| バックアップとステージング | さくら スタンダード |
| CDN | さくら スタンダード |
| 無料お試し期間の長さ | さくら スタンダード |
| 毎月払いの安さ | さくら スタンダード |
サーバーだけの料金を抑えるならさくら、ドメインや容量まで含めて長期運営するならロリポップ!という選び方ができます。
ロリポップとさくらのレンタルサーバの比較まとめ
- ロリポップ!とさくらは、料金、容量、高速化機能、バックアップに違いがある
- ロリポップ!ハイスピードは36カ月契約で月額換算660円
- さくらのスタンダードは36カ月契約で月額換算500円
- 最安料金でWordPressを始めるならロリポップ!ライトが候補になる
- WordPressの速度やLiteSpeedを重視するならロリポップ!が合いやすい
- ロリポップ!ハイスピードはSSD700GB、MySQLと独自ドメインが無制限
- 条件を満たすと、ロリポップ!では対象ドメインを最大2個まで無料で利用できる
- さくらのスタンダードはバックアップ&ステージングに対応している
- さくらのコンテンツブーストは月100GBまで無料で利用できる
- ロリポップ!の無料お試しは10日間、さくらは14日間
- 複数サイトや大容量を重視するならロリポップ!が選びやすい
- サーバー料金とバックアップ機能を重視するならさくらが選びやすい
料金を優先するならさくらのスタンダード、WordPressの速度・容量・無料ドメインを優先するならロリポップ!ハイスピードを軸に選ぶと判断しやすくなります。料金や特典の条件は変更されることがあるため、申し込み時点の公式料金ページも確認してください。

